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2025年第37回介護福祉士国家試験の受験者が4年ぶりの増加、合格者は3年ぶり7割台に。

2025年第37回介護福祉士国家試験の受験者が4年ぶりの増加、合格者は3年ぶり7割台に。

例年1月に行われる介護福祉士の国家試験。

社会福祉振興・試験センター発表の2025年第37回は4年ぶりに受験者数が増加となりました。

また合格者数は7割台となっています。


今回はそうした背景や、これまでの経緯、今後の見通しを含めご案内いたします。




【 目 次 】

  • 第37回介護福祉士国家試験の受験者数
  • 第37回介護福祉士国家試験の合格者数
  • 第38回介護福祉士の国家試験から新たに導入されるパート合格とは




第37回介護福祉士国家試験の受験者数


2025年1月26日、第37回 介護福祉士の国家試験が行われました。

今回はなんと4年ぶりに受験者数が増加し、前年度2024年の74,595人に対して、75,387人と792人が微増ながら増えた結果となりました。


介護福祉士の資格は2021年から3年連続で減少しており、その流れに歯止めを掛けた形です。

これまでの減少の要因としては、様々な声が上がっていました。


  • 介護職全体の待遇の低さ
  • 実務者研修の費用負担や実務経験の規定についての難易度


国家試験をそもそも受験するためのハードルが高いと思われている事や、取得することのメリットと比べて、年々減少していることがわかります。


それでは、これまでの受験者数の推移を、より詳細に見ていきましょう。


年度 受験者数

2014年度 153,808人

2015年度 152,573人

2016年度 76,323人

2017年度 92,654人

2018年度 94,610人

2019年度 84,032人

2020年度 84,483人

2021年度 83,082人

2022年度 79,151人

2023年度 74,595人

2024年度 75,387人



受験者数としては、過去3番目に低い水準となっている事がわかります。

それでは、合格者の割合についても見ていきましょう。




第37回介護福祉士国家試験の合格者数


2025年3月24日社会福祉振興・試験センターより、第37回介護福祉士国家試験の結果が発表されました。

受験者75,387人のうち、78.1%となる「58,992人」が合格となりました。


合格者数としては過去3番目に少ない人数となりましたが、受験者数を加味した合格率で見てみると、過去3番目に高い合格率となります。


こちらも年度別で見ていきましょう。


年度 受験者数 合格者数 合格率

2014年度 153,808人 93,760人 61.0%

2015年度 152,573人 88,300人 57.9%

2016年度 76,323人 55,031人 72.1%

2017年度 92,654人 65,574人 70.8%

2018年度 94,610人 69,736人 73.7%

2019年度 84,032人 58,745人 69.9%

2020年度 84,483人 59,975人 71.0%

2021年度 83,082人 60,099人 72.3%

2022年度 79,151人 66,711人 84.3%

2023年度 74,595人 61,747人 82.8%

2024年度 75,387人 58,892人 78.1%



介護福祉士の合格率はこれまで、年度を追うごとに増加の傾向となっています。

今回は3年ぶりの合格率の減少となり、合格者数も4年ぶりの50,000人台となりました。


年齢層で見てみると、21~30歳の割合が最も多く、次に41~50歳、51~60歳と続いています。




第38回介護福祉士の国家試験から新たに導入されるパート合格とは


政府はこれまで、介護福祉士の人数を増加させる目的でパート合格の制度を検討してきました。

▼パート合格についての記事を見る。


2024年9月11日に厚生労働省で開催された有識者会議で、導入する方針をまとめています。


パート合格の制度は令和8年1月実施予定である、第38回介護福祉士の国家試験から導入する予定で、現行の試験では13科目がありますが、これを3つに分類し、もし3つのパートのうちどれかで不合格になってしまった場合でも、次回(翌年か翌々年)のテストで、不合格になってしまったパートのみ合格すれば、資格を取得できるという制度です。


パート分けの3分類はA~Cパートに分かれています。


<Aパート>

試験科目(出題数60)※現行6科目

  • 人間の尊厳と自立
  • 介護の基本
  • 社会の理解
  • 人間関係とコミュニケーション
  • コミュニケーション技術
  • 生活支援技術


<Bパート>

試験科目(出題数45)※現行5科目

  • こころとからだのしくみ
  • 発達と老化の理解
  • 認知症の理解
  • 障害の理解
  • 医療的ケア


<Cパート>

試験科目(出題数20)※現行2科目

  • 介護過程
  • 総合問題


パート合格の導入で資格取得の心理的ハードルが下がる事が期待され、今後更に受験者が増加する事が望まれています。


より介護福祉士の資格取得者が増える事で、今後の介護業界がよりスキルアップやキャリアアップがしやすい環境になっていくと良いですね。


▼従来の介護福祉士試験や条件について確認する。


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医療・介護・保育分野における適正な有料職業紹介事業者の認定制度」において

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