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通所リハビリテーションとは?働き方の特徴やデイケアとの違い、対象者を初心者向けに徹底解説

通所リハビリテーションとは?働き方の特徴やデイケアとの違い、対象者を初心者向けに徹底解説

「介護の現場で働きたいけれど、デイサービスとデイケアって何が違うの?」

「リハビリに関わる仕事に興味があるけれど、自分に向いているかな?」

高齢化社会が進む2026年現在、介護職やリハビリ専門職の活躍の場として注目を集めているのが「通所リハビリテーション(デイケア)」です。しかし、似たような名前の「デイサービス(通所介護)」との違いがわからず、自分に合った職場選びに迷っている方も多いのではないでしょうか。


通所リハビリテーションは、単に「日中を過ごす場所」ではありません。医師の指示のもと、理学療法士などの専門職が加わり、「利用者の自立した生活」を本気で取り戻しに行く、医療と介護のハイブリッドな現場です。

この記事では、初心者の方でもこれ一冊で通所リハのすべてがわかるよう、以下のポイントを分かりやすく整理しました。

  • 通所リハの基本:デイケアと呼ばれる理由と、対象となる方の条件
  • デイサービスとの違い:役割、人員配置、働き方の決定的な差
  • 現場のリアル:1日の流れや、2026年の最新の給与・処遇改善事情


この記事を読み終える頃には、通所リハという場所があなたにとって最適なキャリアのステージになるかどうか、ハッキリとイメージできているはずです。




【 目 次 】

1. 通所リハビリテーション(デイケア)とは?利用できる対象者とサービス内容

  • 基本の仕組み|「通所リハ」と「デイケア」は同じ?初心者にもわかりやすく解説
  • 誰が利用できる?|要介護1〜5の認定者など、サービスの対象となる条件
  • 提供されるサービス|リハビリ専門職による機能訓練から入浴・食事介助まで

2. 最大の疑問!通所リハと通所介護(デイサービス)の違いと選び方

  • リハビリか、生活支援か|医師・リハビリ専門職の配置義務による役割の差
  • 働き方の違いを比較|医療的ケアの多さや、多職種連携のスピード感
  • どっちが自分に合う?|デイケア(通所リハ)で働くメリットと、向いている人の特徴

3. 通所リハでの働き方の特徴|1日の流れと気になる施設基準・待遇

  • リハビリ専門職・介護職の役割|医師の「指示書」に基づくリハビリマネジメントの基本
  • 処遇改善加算と給与|2026年最新の賃上げ事情と、キャリアアップの仕組み
  • 施設基準のポイント|病院併設型か単独型か?職場環境を見極めるチェックリスト

まとめ:通所リハビリテーションの働き方を理解して、自分らしいキャリアを描こう




1. 通所リハビリテーション(デイケア)とは?利用できる対象者とサービス内容


通所リハビリテーションは、一言で言えば「自宅で暮らす高齢者が、病院や診療所に通って受けるリハビリサービス」のことです。


基本の仕組み|「通所リハ」と「デイケア」は同じ?

結論から言うと、「通所リハビリテーション」と「デイケア」は全く同じものを指します。

  • 通所リハビリテーション:介護保険法上の正式名称
  • デイケア:現場や一般の方の間で使われる通称


最大の特徴は、デイサービス(通所介護)とは異なり、必ず病院や老人保健施設(老健)、診療所などの医療機関に併設、または附随している点です。医師が常に近くにいる環境で行われるため、医療的なバックアップが非常に手厚いのが特徴です。


誰が利用できる?|要介護1〜5の認定者など、対象となる条件

このサービスを利用できるのは、基本的に「介護保険」を持っている方です。

  • 要介護認定を受けた方(要介護1〜5):主として心身の機能維持・回復を目指します。
  • 要支援認定を受けた方(要支援1〜2):「介護予防通所リハビリテーション」として、状態が悪化しないためのトレーニングを中心に行います。


主治医が「リハビリが必要」と判断した方が対象となるため、脳血管疾患の後の麻痺がある方や、骨折後のリハビリを続けたい方、認知症の進行を緩やかにしたい方など、明確な目的を持った利用者様が多いのが特徴です。


提供されるサービス|リハビリ専門職による訓練から生活ケアまで

「リハビリだけをする場所」と思われがちですが、実は1日の滞在の中で多角的なサポートを行っています。

  • 専門的なリハビリ:PT(理学療法士)、OT(作業療法士)、ST(言語聴覚士)といった国家資格を持つ専門職が、一人ひとりの状態に合わせたトレーニングを実施します。
  • 日常生活の支援:食事の提供、入浴介助、排泄介助なども行います。ただし、これらも「自分でできることを増やす」というリハビリの視点が含まれます。
  • 健康チェック:医師や看護師が常駐しているため、バイタルチェック(血圧・体温等)や急な体調変化への対応もスムーズです。
  • レクリエーション:集団で行う運動や脳トレなど、社会参加を促す活動も行われます。




2. 最大の疑問!通所リハと通所介護(デイサービス)の違いと選び方


「おじいちゃん、デイに行ってるよ」という会話だけでは、それが「医療系のデイケア(通所リハ)」なのか「介護系のデイサービス(通所介護)」なのか判断できません。しかし、働く側にとっては、この違いが職場の雰囲気を決定づけます。


リハビリか、生活支援か|医師の配置義務が「決定的な差」を生む

両者の最大の違いは、サービスの「目的」と、それを実現するための「人員配置(特に医師)」にあります。


  • 通所リハビリテーション(デイケア)
  • 目的:医療的な視点に基づいた**「心身機能の回復・維持」**が最優先です。病院を退院した直後の方などが、在宅生活を安定させるために集中的に利用するケースが多く見られます。
  • 最大の特徴:必ず医師が配置されています(常勤・非常勤問わず)。リハビリは医師の指示に基づいて行われます。


  • 通所介護(デイサービス)
  • 目的:日常生活の世話や機能訓練を通じた**「社会的孤立感の解消」「心身機能の維持」、そして家族の介護負担を軽減する「レスパイトケア(休息)」**の色合いが強いです。
  • 最大の特徴医師の配置義務はありません。 生活相談員や介護職員が中心となってサービスを提供します。


一言で言えば、通所リハは「病院のリハビリ室の延長」、通所介護は「地域のふれあいの場・生活の場」というイメージが近いでしょう。


【図解で比較】通所リハ vs 通所介護の違い早見表


働き方の違いを比較|医療現場のようなスピード感か、生活に寄り添う時間か

この目的の違いは、そのまま「働く現場の雰囲気」の差になります。

  • 通所リハで働くということ
  • 現場には常に「回復を目指す」という目標があります。利用者の体調変化も大きく、医療処置が必要な場面も多いため、病院に近いスピード感と緊張感があります。介護職であっても、リハビリの知識や医療的な視点が求められ、医師やリハビリ専門職と対等に連携する「多職種協働」が活発です。
  • 通所介護で働くということ
  • 利用者が穏やかに、楽しく一日を過ごせることに重点が置かれます。入욕や食事の介助、季節のイベントやレクリエーションが業務の中心です。お一人おひとりの人生の歴史に寄り添い、じっくりと関係性を築いていくことがやりがいになります。介護職がサービスの主役となる現場が多いです。


どちらが良い・悪いではなく、「医療的な回復をバリバリ支援したいか」「生活全般を穏やかに支えたいか」というあなたのキャリア志向によって、選ぶべき場所が変わってきます。




3. 通所リハでの働き方の特徴|1日の流れと気になる施設基準・待遇


通所リハで働く最大の醍醐味は、医師やリハビリ専門職とチームを組み、利用者の劇的な変化を間近で見られることです。


専門職・介護職の役割|医師の「指示書」がチームの地図になる

通所リハでは、すべてのケアが医師の発行する「指示書」に基づいて行われます。

  • リハビリ専門職(PT/OT/ST):指示書に基づき、麻痺の改善や筋力向上などの個別プログラムを組みます。
  • 介護職員:生活全般を支えながら、リハビリ専門職と連携して「歩行練習を兼ねた移動介助」など、生活リハビリを実践します。


医師が近くにいるため、「今日のAさん、少し顔色が悪いかも…」といった不安もその場で相談できるのが、通所リハならではの安心感です。


通所リハの1日のスケジュール例


処遇改善加算と給与|2026年最新の賃上げ事情

2026年6月の改定により、通所リハの給与体系も底上げされています。特に注目すべきは、これまでの複雑な加算が整理され、「処遇改善加算」としてよりシンプルに、より高額に反映されるようになった点です。

  • 賃上げの恩恵:現場の介護職には月額最大1.9万円相当の引き上げが適用。
  • キャリアパス:リハビリの知識を深めることで、「リハビリマネジメント」に関わる専門的な介護職としての評価も高まります。


施設基準のポイント|「病院併設」か「老健併設」か

あなたが働く場所が「病院」なのか「老人保健施設(老健)」なのかによって、空気感は少し変わります。

  • 病院併設型:より医療的な処置が多く、急性期・回復期からの移行期にある利用者が多い。
  • 老健併設型:在宅復帰を目指しつつも、生活に密着したリハビリが中心。


どちらも、医師の配置(施設基準)が厳格に決まっているため、「人手が足りなくて医師と話せない」という不安が少ないのが特徴です。




まとめ:通所リハビリテーションの働き方を理解して、自分らしいキャリアを描こう


通所リハビリテーションは、医療の安心感と介護の優しさが融合した、やりがいのある職場です。

  • 役割:医師の指示のもと、専門職が「自立」を徹底サポートする場所。
  • 違い:デイサービスよりも「医療的・回復志向」が強く、多職種連携が活発。
  • 魅力:2026年の賃上げで待遇が改善され、専門知識も身につく。


「ただ寄り添うだけでなく、利用者の『できる』を増やしたい!」そんな熱意を持つあなたにとって、通所リハは最高の舞台になるはずです。

最後までお読みいただきありがとうございました!




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