放課後等デイサービスと聞いて、聞いたことはあってもどんな内容なのか具体的にお答えできる方は少ないのではないでしょうか。
障害をお持ちの就学児の方が利用す施設のため、そうした施設で働きたい方にお勧めできる施設です。
では、どんな仕事を実際にするのか、人員配置はどのようになっているのか等、本コラムでは具体的に解説していきたいと思います。
今後放課後等デイサービスで働きたい方や、どんな内容なのか知りたい方は是非参考にされてください。
【 目 次 】
- 放課後等デイサービスとは
- 放課後等デイサービスの人員配置
- 放課後等デイサービスでの仕事内容
放課後等デイサービスとは
放課後等デイサービスとは、障害をお持ちであったり、発達に課題のある就学児(小学生~高校生)が、学校の放課後や休日に、社会的な自立を支援したり生活力を上げる通所サービスの施設になります。
お子さまそれぞれに合わせた支援計画を作成し、毎日の生活の中でできる事を増やしていく事で今後の自立や生活の支援をします。
支援はお子さま自身はもちろんですが、お子様のご家族へのサポートも行う点が特徴です。
放課後等デイサービスと似ているサービスとしては、同じ療育をする児童発達支援がありますが、児童発達支援は未就学児が対象となるため、年齢や就学の状況に応じて対象のサービスが変わってきます。
対象年齢は原則6歳~18歳までで、医師から療育が必要と診断された後、自治体へ相談し「受給者証」を発行してもらうことで利用する事ができます。
利用頻度は、お子様や家庭の状況に応じて調整が可能ですが、月間で23日間までの上限の中で原則調整していく事になります。
放課後等デイサービスの人員配置
放課後等デイサービスでは、運営するために必要な人員配置を行う事が定められています。
各職種毎に最低限の人員が決まっており、その基準を満たすことで運営しています。
主な配置は以下をご確認ください。
管理者
1名以上の配置が必要で他業務との兼任も可能。
児童発達支援責任者
1名以上の配置が必要で、1人は最低でも専任が必要。
児童指導員・保育士
施設の定員が10名以下の場合は、2名以上の配置が必要。
利用定員が11名から15名の場合、3名以上の配置が必要。
利用定員が15名から20名の場合、4名以上の配置が必要。
※以降、定員が5またはその端数が増える毎に1名を下限に追加。
※児童指導員・保育士のどちらか1名は常勤が必須
機能訓練担当職員
配置基準はなし。施設に必要なら配置する。
看護職員
配置基準はなし。施設に必要なら配置する。
放課後等デイサービスでの仕事内容
放課後等デイサービスでのお仕事は、利用されるお子様への支援がメインになります。
サポートする範囲は広く、お子様それぞれへの支援計画をもとにした支援や、ご家族に対しての支援、書類業務などの事務的なものや、お子様の送迎なども仕事内容になります。
個別の支援計画では、日常生活の生活力を上げるものや、自立支援のものが含まれており、内容としては運動や音楽、創作活動など様々な支援を実施します。
仕事をする上で、様々なお子様と接するため、臨機応変にそれぞれの対応を行う必要があります。
そのため、コミュニケーションを基本に信頼関係を気づく力が求められ、細かい変化やちょっとした違和感に気づく洞察力が求められる仕事と言えるでしょう。
また、適切な支援を行うための知識も必要なため、継続した学習も求められます。
その上で関係各所との調整やご家族や学校との連携を行うため、情報をしっかりと整理し伝える力が必要になります。
仕事をする上で、様々な対応が求められますが、関わるお子様とのコミュニケーションの中で感謝される事や、成長を実感することがやりがいと言える事でしょう。
他の職種ではなかなか味わえない経験を積むことができ、そうした内容に喜びを感じる方には是非おすすめのお仕事となります。
是非、ご興味をお持ちの方は放課後等デイサービスでのお仕事を目指されてはいかがでしょうか。
▼放課後等デイサービスのお仕事を探される方はこちらをご確認ください。