在宅介護が今後、ますますニーズが多感ることはご存じだと思います。
今後30年で300案世帯以上の在宅介護のニーズが増える予定だと試算されています。
今後ますます高まる在宅介護のニーズや背景について介護を行う人はもちろん、今後老化を避けられない全人類にとって興味のある話題について解説していきます。
目次
在宅介護の現状と求められる理由とは
2045年には300万世帯が増加の見通し
在宅介護の今後の見通し
在宅介護の現状と求められる理由とは
現在、要介護者が受ける様々な介護サービスがありますが、そのサービスを受ける場所については人によって判断が分かれるのではないでしょうか。
2003年の世論調査では「自宅で介護を受けたい」と答えた方が最も多いという結果となり、都市の規模が小さくなるにつれ、その割合が高くなっています。
では内閣府の世論調査では、介護を受けたい場所についての割合はどうだったのでしょうか。
・自宅で介護を受けたい方 : 44.7%
・介護保険施設に入所したい方 : 33.3%
在宅介護が人気であることが分かりますが、その理由としては以下の結果となっております。
・費用が安く済む
・自由度が高い
・安心して介護を受けることができる
・住み慣れた地域で過ごすことができる
このように、在宅で介護サービスを受けたい方には費用面や精神的な安心等が理由の方が多いという結果が出ています。
そうした考えが多いため、日本全体でも在宅のニーズが今後さらに高まるという予想がされています。
2045年には300万世帯が増加の見通し
日本における在宅介護の現状とはどのようなものでしょうか。
世帯主が65歳以上の高齢者世帯は、2020年以降、2045年までに約330万世帯増加すると考えられています。
このうち75歳以上の高齢者世帯は、2030年まで増加していった後に一旦減少するものの、再び増加に転じるといわれています。
2050年には、2020年よりも425万世帯増加する見通しです。
これに伴い在宅の介護ニーズ、生活支援ニーズも急激に拡大するとみられています。
しかし具体的にはどういった介護が求められるのでしょうか。
認知力の低下に伴い困難となってくる金銭管理や意思表示など、日常生活の細やかな支援が地域の中で必要になってくると考えられています。
医療・介護の課題はもちろんですが、そうした支援の仕組みも早急に考えるべきではないでしょうか。
在宅介護の今後の見通し
上記データに数字として表れているとおり、これからは団塊の世代に属する方が介護サービスを受ける時代がやってきます。
在宅介護の重要性は今後益々拡大していきますが、人材の受け入れがそれに追いつくかについて、議論は尽きることがありません。
在宅介護を支えるホームヘルパーの求人は年々増え続けており、事業所によっては人手不足で受け入れができないところも出てきています。
今後も在宅介護の求人数が減る事は少ないことが予想され、より人材確保の重要性が高まってきています。
上記のように、今後ますます、日本においては在宅介護のニーズは高まる一方だと考えられます。
ぜひ、今後日本の社会課題となる在宅介護でのお仕事探しについて考えてみませんか?