自分より年上の方、人生経験が豊富な方を介護することが多い介護職。介護職に就くみなさん、マナーに自信はありますか?
「言葉遣いや配慮についてわからないことが多い」
「介護職として、どんな心構えで働けばいいのだろう」
「身につけるべき接遇マナーについて知りたい」
と介護を実施するうえで必要なマナーについて自信がない方も多いかもしれません。
今回は、介護職に必要な心構えや接遇マナーについて詳しく解説します。
ぜひ実践で活かしてよりよい人間関係を築いてくださいね。
目次
働く上での心構え
押さえておきたい接遇マナー
まとめ
働く上での心構え
マナーは人間関係の円滑油とも呼ばれており、働くうえでも生きていくうえでもとても大切な基本的要素です。
介護で働く人が持っておくべき基本的な心構えを3つ紹介します。
①報告・連絡・相談の徹底
介護では、どんな些細なことでもスタッフ間で情報共有することがとても重要です。
個別性・特徴を理解した介護を提供するうえではとくに報告・連絡・相談が大切で、それが介護を提供するマナーにつながります。
②ご利用者さま中心の思考
介護職にとって特に重要なのは、ご利用者さまの意思を尊重することです。
ケア以外にも多くの業務がありますが、忙しい時でも、常にご利用者さまの気持ちを考えてケアを提供することが大切です。
③健康管理に気をつける
自分自身が健康でなければ、よい介護は提供できません。
十分に休養をとり、自分の体調を心身ともに整え、ストレスを抱え込みすぎない事が基本的なマナーではないでしょうか。
押さえておきたい接遇マナー
介護職でご利用者さまと接遇していくうえでマナーをしっかり押さえておくと、ご利用者さまとの信頼関係が築きやすくなり、さらに本音も引き出しやすくなります。
そうなっていくと、スタッフ同士で共有し合いながら、ご利用者さまの生きやすい生活が送れるような介護支援が出来るようになります。
ここでは、押さえておきたいマナーポイントを紹介します。
・第一印象から始まるマナー
これは基本的に社会人として、身だしなみや清潔感などの第一印象としてのマナーです。
第一印象はご利用者様に自分という印象を伝えるものでもあり、明るく笑顔で元気に気持ちのいい挨拶を心掛け、ご利用者さまに「元気」と「安心」を与えます。
爪は短く切る、髪の長い人はまとめておくことも特に介護をしていくうえで、大切なマナーのひとつです。
・コミュニケーションマナー
ご利用者さまは大体、目上であることが多いため、積極的に、またタイミングをみて、その方に合わせた適切な言葉を意識していきましょう。
言葉づかいですが、敬意をもって、敬語でゆっくりはっきりと丁寧に伝わるように話しましょう。
上記のポイントを押さえた接遇マナーを身に付け、その人を知ろうとする気持ちが自然とマナーとなっていき、ご利用者さまとの信頼関係を築けると良いですね。
まとめ
今回は、介護職に必要な接遇マナーについて解説しました。
介護の仕事は知識と技術も大切ですが、それ以上に相手をおもいやる言葉遣いや姿勢がとても大切です。
そして、接遇マナーを守れなければ、ご利用者さまとの信頼関係を築くことは厳しいでしょう。
相手を思いやるコミュニケーションや姿勢を意識することで、ご利用者さまからみた自分の第一印象も変わり、接し方も変わります。
そして、ご利用者さまやスタッフからの信頼も得られることでしょう。
もちろん、ご利用者さまの方だけではなく、周りのスタッフやご家族などさまざまな人と接するうえで、最低限の必要なマナーというものがあります。
マナーには「気持ち」があらわれるということも忘れずに、人に対する気配りや思いやりを日頃から維持していくことで、自然とマナーが身につくことが出来るでしょう。
そして、ご利用者さまの本心や思いを引き出すことができ、スタッフ同士で情報共有をしながらの質の良い介護支援が出来ると良いですね。