就職活動や転職活動の中で面接の中で介護施設に見学することもあると思います。
介護職としての勤務であっても施設ごとに業務内容や施設の環境、利用者への対応方法は異なります。
就職後に「こんなはずじゃなかった」とギャップを感じないようにするためにも施設見学の時にチェックしておきたいポイントがいくつかあります。
今回は施設見学時の注意点や、チェック項目などもご紹介します。
目次
施設見学時の注意点4項目
確認用のチェックポイント5項目
入社時のミスマッチをなくすために
施設見学時の注意点
施設見学の大きな目的のひとつは、実際に働く場所を見ることで就職後のギャップを少なくすることです。
実際に職場の雰囲気が感じられ、自分が実際に働くイメージを持つことができ、自分に合う職場かどうかを見極めるチャンスとなります。
しかし施設見学時、施設側は見学している間の様子を見て、見学者がどんな人なのか判断材料として参考にしていることもあるため、気を付けておきたいマナーがあります。
今回は4点、施設見学をする際のポイントを紹介します。
①挨拶を忘れないこと
当日対応してくださる担当者だけでなく、ほかの職員や利用者さんにも挨拶をすることが大切です。
②服装はオフィスカジュアルで行くこと
見学はあくまでも就職活動の一環であることを意識し、清潔でマナーのある印象を与えられるよう、オフィスカジュアルで行くことが社会人として最低限失礼のないマナーです。
③メモを持参すること
見学時は職員と話す中で気になったことや質問事項を書き留められるようメモを持参しましょう。
メモをとる姿勢を見せることで前向きさが伝わります。
④担当者の名刺などをもらった際、メールアドレスがわかる場合は終了後にお礼のメールをすること
直接施設見学をさせてもらうと担当者の印象に残りやすくなります。
前向きな気持ちと感謝の気持ちを添えて誤字脱字のないメールを送るようにしましょう。
確認用のチェックポイント5項目
それでは、実際の見学時にはどんなところを確認すれば良いのでしょうか?
入社後のミスマッチを防ぐために、チェックポイントを5点用意しました。
実際に見学をする際にもれなく見れるよう、是非ご活用ください。
①職員の利用者さんへの態度
介護職員が利用者さんやその家族に対して親切で適切な態度をとり、ニーズに対して対応しているかどうかを見ることで一緒に仕事をしたいかどうかを判断する材料になります。
②職員の表情
職員の表情に余裕がない場合、職場環境に問題があったり人間関係で風通しが良くないなど問題がある可能性が考えられます。
③利用者さんの様子
利用者さんが暗く怯えている様子はないか、放置されている利用者さんはいないか、などを見ることで利用者さんの満足度を知ることにつながります。利用者さんの雰囲気がいいということは職員との関係も良好でよい環境であると考えられます。
④職員と利用者さんの人数バランス
利用者さんの数に対して職員の数が不足しすぎているなどバランスが悪いと利用者さんの満足度にも影響し、職員の就業環境のハードさにもつながります。
⑤施設自体の衛生面
掃除はきちんとされ清潔かどうか、季節もののの装飾が片付けられず誇りをかぶってないかなど、職員と利用者さんが快適に過ごせる環境であるかは勤務するうえで重要なポイントです。
入社時のミスマッチをなくすために
介護施設は、施設の種類や提供するサービスによって介護職に求められる役割が異なります。
「自分がやりたい仕事ではなかった」という転職後のミスマッチの多くは、求められる役割を正確に認識していないか、イメージだけで志望した結果起きるものが多いといわれています。
上記5点のポイントをおさえ、施設見学できれば実際の仕事内容を見て、施設の環境を自分自身で感じ、転職後の自分の働き方を具体的に掴みましょう。
実際に見学をしてみて「ホームページで想像したり話を聞いたときは働きたいと思ったが、実際に見学すると自分の働きたい職場ではなかった」ということで内定辞退になるケースは珍しくありません。
そのため、「自分のやりたい業務がそこでできるのか」ということをイメージして施設見学をすることで入社後のミスマッチを防ぐことが大切です。
みなさんも施設見学はなるべく行ったうえで転職活動を進めていきましょう。