求人を見ていると社会保険完備と謳っているものを多く見かけると思いますが、社会保険について皆さんはご存じでしょうか?
今回は社会保険の詳細や加入できる条件などを説明します。
社会保険とは?
求人における社会保険とは、「健康保険」「厚生年金保険」「雇用保険」「労災保険」の4つの保険に全てに加入できることを意味しています。
それでは、実際に4つの保険についての役割を見ていきましょう。
■健康保険
病気やケガ、出産や死亡に備えて、加入する医療保険制度です。
民間企業に勤めている会社員やその家族が加入し利用できます。
■厚生年金保険
70歳未満の会社員などが加入し、老後に年金を受け取ることが出来る公的年金です。
■雇用保険
失業や退職をした場合に、生活・雇用の安定や求職活動をサポートする為の給付金が受け取れる保険です。
万が一、職を失っても、再就職までの間に失業給付金を受け取ることができます。
■労災保険
仕事や通勤中での事故により、病気やケガ、障害が残った場合に、本人と遺族に保険金を支給する制度です。
社会保険に加入する条件とは?
社会保険(特に健康保険と厚生年金保険)は正社員でないと加入できないイメージがありますが、パート・アルバイトでも条件を満たせば加入出来ます。
・1週間の労働時間が20時間を超えている
・1ヶ月あたりの賃金が88,000円を超えている(年収106万以上)
・1年以上の雇用期間の見込みがある
・学生ではない
・従業員が501人以上の会社に所属している、または社会保険に加入することについて労使合意を満たしている
社会保険と言っても、複数の保険制度が合わさっており、複雑に思われますが、生活を送るうえで便利な制度になっています。
正社員以外の雇用形態でも社会保険に入れる場合があるので、自身で加入条件をしっかり確認しましょう。