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無資格だと働けなくなる?2024年から認知症介護基礎研修の完全義務化が始まります!

無資格だと働けなくなる?2024年から認知症介護基礎研修の完全義務化が始まります!

皆さんは、認知症介護基礎研修について知っていますでしょうか?

今後、更に増加していく利用者の認知症患者の増加に対応すべく認知症介護基礎研修が設けられました。


認知症介護基礎研修について

認知症介護基礎研修とは、介護を行うにあたって、認知症の人に対する基本的な理解や対応方法を習得するための研修です。


2021年4月には、上記の研修受講が義務化されました。

ただ、義務化されたといっても、今すぐ無資格の介護士さんが働けない訳ではありません。

経過措置期間の3年間が設けられ、その間は資格が無くても働くことができます。

しかし、3年後の2024年には完全に義務化となり、無資格の方は認知症介護基礎研修の受講が必須となります。


認知症介護基礎研修の内容

研修内容は、講義と演習で構成され、認知症に対する理解や対応、留意点等の基礎を学びます。


基本的には、全6時間で終了するカリキュラムとなり、認知症介護基礎研修の受講方法は、自治体によって異なります。

eラーニングのみの場合や全日程集合型など受講方法は様々ですので、確認が必要です。


研修受講費用は自治体によって異なりますが、主に3000円〜5000円程度と受講しやすい金額になっています。


研修の難易度

認知症介護基礎研修は介護の入門編と位置づけられており、難易度は高くありません。

研修受講後の修了試験なども無く、カリキュラム受講後に修了証書が発行されるので、介護資格の中では難易度が低いと言えるでしょう。


受講にかかる時間も約6時間と1日で修了できるケースが多く、短時間で研修受講が完了できるのも認知症介護基礎研修のハードルを下げています。


免除される場合

認知症介護基礎研修には研修受講が免除される場合もあります。

薬剤師や看護師、精神保健福祉士など医療・福祉関連の資格を取得している方は認知症介護基礎研修を受ける必要はありません。


また、福祉系の学校もしくは養成施設で認知症に関わる科目を受講した方などは認知症介護基礎研修の免除となるケースがあります。



認知症介護基礎研修について知っておこう!

認知症介護基礎研修は、医療・介護系の資格を持っていない介護スタッフを対象としており、2024年3月以降では、研修の受講が義務化されています。

現在、無資格の方や今後介護職を目指す方は押さえておきたい知識ですので、しっかりと認知症介護基礎研修について確認しましょう。