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看護助手(ナースエイド)とは?介護士との違いは?仕事内容や必要な資格、お給料などを徹底解説します!

看護助手(ナースエイド)とは?介護士との違いは?仕事内容や必要な資格、お給料などを徹底解説します!

看護助手(ナースエイド)とは、ドラマや日常の中で聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

しかし、実際にどのような業務を任されているのか、詳しくはわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。


今回は、具体的な仕事の内容や、働くために資格は必要なのか、お給料の事情、介護士とのお仕事の違いなど詳しく説明させていただきます。

看護助手(ナースエイド)についてご興味をお持ちの方は、是非こちらのコラムを参考にされてください。




【 目 次 】

  1. そもそも看護助手(ナースエイド)とは
  2. 看護助手(ナースエイド)の仕事内容
  3. 看護助手(ナースエイド)と介護士の違い
  4. 看護助手(ナースエイド)になるためには
  5. 看護助手(ナースエイド)に必要な資格
  6. まとめ:看護助手として働きたい方
  7. 看護助手(ナースエイド)平均的なお給料の金額
  8. 看護助手(ナースエイド)のやりがい




そもそも看護助手(ナースエイド)とは


看護助手(ナースエイド)は、病院やクリニック等の医療機関で看護師や准看護師のサポートすることがお仕事です。

働く医療施設によっては、看護助手やナースエイド、まれにメッセンジャーと呼ばれることもありますが、基本的に働き方は変わりません。

患者様の身の回りのお世話がメインの仕事となるため、患者様やそのご家族から感謝の言葉をもらえる機会も多く、やりがいを感じられる職種です。


看護助手(ナースエイド)の仕事内容


患者様相手の業務内容は幅広く、精神的・肉体的にもハードな一面もあります。

主な仕事内容は以下の3点となります。


◇患者様の介助業務や身の回りのサポート

  • 患者様の食事介助や配膳業務等
  • おむつ交換やトイレへの誘導等、排せつの介助
  • 入浴介助、着替えのお手伝い、ベッド移乗等


◇看護師のサポート業務

  • 看護師のサポートの一環として、患者様の呼び出し等
  • 患者様が病院内での移動の際に案内等


◇病院やクリニック内での環境整備業務

  • 病室や居室のお掃除やシーツの交換等
  • 医療器具の消毒や洗浄のほか、カルテ整理等
  • 備品管理や事務作業等


このように、患者様の身の回りのお世話をすることが多いです。

しかし、病院やクリニックに務めているからと言って、注射等の医療行為はしません。

医療行為は看護師や准看護師、お医者様が担当し行う事はできません。



看護助手(ナースエイド)と介護士の違い


仕事内容が似ている職種として、介護士と看護助手(ナースエイド)が似ているとよく言われます。

違いとしては介護施設では介護士が、医療機関では看護助手(ナースエイド)が活躍している事が多く、看護助手(ナースエイド)はあくまで看護師の助手業務をすることが特徴です。

逆に介護士は、施設の方針やケアプランに沿った介護を行うため、施設によりますが看護師の補佐という事がメインではありません。




看護助手(ナースエイド)になるためには


では看護助手(ナースエイド)になるためには、どうすれば良いのでしょうか。

実際働くためにハードルはあるのか、まずは必要な資格があるのか見ていきましょう。


看護助手(ナースエイド)に必要な資格


看護助手(ナースエイド)には仕事をするために国家資格があるわけではありません。

その為、求人ごとの応募条件を満たせば資格なしでも、看護助手(ナースエイド)になることができます。


ただ、スキルアップに役立つ資格は様々なものがあります。

  • 介護系の資格等(介護職員初任者研修、実務者研修、介護福祉士等)
  • 看護助手実務能力認定試験
  • メディカルケアワーカー検定試験


上記のような資格等を取得することで、より業務に理解を深められ、スキルアップすることができます。




まとめ:看護助手(ナースエイド)として働きたい方


看護助手(ナースエイド)の働き方や必要な資格等を見てきました。

近い職種の介護士と比べたお給料を確認してみましょう。


看護助手(ナースエイド)平均的なお給料の金額


看護助手(ナースエイド)と介護士は業務的には、そこまで大きく違いはありません。

しかし、平均的な給与では少し差が出ているようです。


看護助手(ナースエイド)の平均給与  : 月収22万2,500円

介護士の平均給与         : 月収26万3,600円


※参考:e-stat「賃金構造基本統計調査 / 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種」


これは、資格を取得しても看護助手(ナースエイド)はお給料に反映されない事が多い事や、処遇改善手当をもらえない事が良く言われる内容です。

また現場での職位も介護士の方が充実している場合が多く、そうしたことから平均給与が高くなっている事が多いです。


では介護士の方が働きやすいというのは判断が速いかもしれません。

看護助手(ナースエイド)ならではのやりがいも見ていきましょう。


看護助手(ナースエイド)のやりがい


主なやりがいは、患者様とのコミュニケーションや、患者様をサポートすることに喜びを感じる方は多いようです。

また、病院やクリニックで働くことが好きな人は看護助手(ナースエイド)として働くことでやりがいを見出すことができるのではないでしょうか。

更に医療現場で働くことで、看護師の仕事を覚えたいという方には、特におすすめできるかもしれません。



ここまでご覧になっていただき、いかがでしょうか。

看護助手(ナースエイド)の働き方が理解いただけていたら幸いです。

非常にやりがいのある仕事であり、介護系の資格を取得することでスキルアップすることも可能です。

またその資格を持って、介護施設に転職する方もいらっしゃいます。


是非、ご興味を持たれた方は看護助手(ナースエイド)として働いてみませんか?


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